アフラック。過去の栄光に呪縛され動けなくなったフォアグラ

保険

10年前医療·がん保険といえばアフラックと言われ、新規販売件数なら2位以下を圧倒的に引き離す、新規純増年間100万件と言われた外資の雄でした、しかし近年は他の保険会社に押され陰りを見せています。

歪な収益内容

アメリカの保険会社にも関わらず日本が収益の60%以上

外資系保険会社として日本はあくまで東アジアの1つであり一国集中化するケースは稀です。しかしアフラックの収益はあまりにも日本に集中しており外資系の売りであるグローバリゼーションが失われています。

日本郵便(郵便局)が新契約の25%以上

日本津々浦々に販売代理店を持つアフラックですが、以外にも新規契約の25%を1代理店である日本郵便が締めています。しかも日本郵便ではがん保険しか販売していないにも関わらずです。

代理店のアフラック離れ

一昔前は、アフラック専属の代理店が多かったのですが、現在は殆どの代理店が複数社扱いの乗合代理店化してきており、アフラックだけを売る代理店は淘汰される傾向にあります。

旧世代の保障内容

主力商品がん保険DAYS

主力商品とされているがん保険ですが、20年前からマイナーチェンジを繰り返すだけで進歩がありません。最大の足枷は【上皮内新生物はがんと認めない】という強固なポリシーです。

上皮内新生物はがんとは認めない

昔は殆どの保険会社が同じポリシーでした。しかし15年程前チューリッヒ生命生命が、上皮内新生物をがんとして認め、100%保障すると言うCMを打った事で業界に激震が走りました。

アフラック以外の対応

大きく2つに別れ、100%認定する会社、上皮内ガンと定義し、追加保障枠を作る会社のどちらかです。しかし当時すでに膨大な契約を保有するアフラックの対応は少し異様でした。

癌とは一切認めない

上皮内新生物を癌とは一切認めない、姿勢を貫き数年後に21世紀がん保険を発売するまで徹底抗戦に出ました。この時あたりから少しずつ歪みが広がって来たのかもしれません。現在でもこのスタンスは変わっていません。

医療保険EVERの問題

上皮内新生物でも加入できる

他の保険会社では癌として、契約拒否する上皮内新生物ですが、アフラックでは癌と認めていない為には、引受ざるを得なくなっています。

BMI制限なし

通常他社であれば、太り過ぎ痩せすぎはリスクありとして引受拒否されるポイントですが、アフラックの医療保険ではこの規定を設けていません。

他社で加入できなかったケースが大量流入

結果として他の保険会社にて引受拒否された、リスクの高い顧客を大量に抱える結果になっています。

全体的にレベルの低い保障内容

過去の商品のマイナーチェンジを繰り返す結果、大幅に時代遅れな保障内容となっています。しかし給付金支払いの多さから、保障内容を今更刷新できず動けなくなっています。

過去の栄光を切り崩して維持

かんぽ生命と同類。既契約者への切替追加加入がメイン

現在問題になっているかんぽ生命と同じで、既契約者への営業がメインになっています。強引ではありませんがいかにもお得ですと誤認する様なDMを送りつけ、契約後はお客様の自発申し込みの為詳細不明と突っぱねる態度はかんぽ生命そっくりです。

CMはレスポンス重視

CMを打つ以上問い合わせ等のレスポンスは重要ですが、度が過ぎます。最近流れているアフラックスタイルのCMは胸糞が悪くなるないようで。お客様が将来健康状態が悪化した際を一切考慮していません。若い時に最低限で加入して健康状態が悪化したら保険に加入せずそのまま放置と言われてもしかたありません。

まとめに変えて

旧契約の支払い過多で、収支が圧迫されている事は理解していますが。それでも改革の機会は過去に何度もありました。しかし日本郵便との提携や目先の既契約者へのアプローチで騙し騙し延命した結果が現在です。アメリカ本国でのシェア低下、日本国内でのかんぽ生命との共倒れ、デットラインを超えてしまった感はありますが。契約保有数はトップクラスです。抜本的な改革を期待しています。

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